印鑑が欠けた時の対処法は、実印や銀行印や認印など印鑑の種類によって違ってきます。
そこで、それぞれの場合の印鑑が欠けてしまった時の対処法や印鑑を新しく作り直す時の注意点
そして、印鑑を捨てる時の正しい処分方法や捨て方などについて書いていきます。
印鑑は同じ印鑑をずっと使っていることが多いので、どうしてもふちの枠や印面の細い文字などが欠けてしまうことが多いですからね。
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目次
印鑑が欠けた時の対処法はコレ
印鑑の印面のふちの枠が欠けてしまった
印鑑の印面の名前の文字の一部が欠けてしまった
など、同じ印鑑をずっと長年使っていると、どうしても部分的に少し欠けてしまうことがよくあります。
これくらいの印鑑の欠けなら、あまり目立たないし使うことができるだろうって自分で勝手に思い込んしまうことがあります。
認印などに使っている印鑑の場合は、印鑑が欠けてしまっても特に問題なく使っていても大丈夫ですが
実印が欠けてしまった場合は、印面が少しでも欠けていると印鑑登録している印影と違っていると判断されて実印として使用することができないです。
銀行印が欠けてしまった場合は、銀行印を登録した時の印影と違っていると判断されて、ほとんどの銀行や郵便局などでは、銀行印として使用することができなくなってしまいます。
なので、実印や銀行印が欠けてしまった場合は、すぐ新しい印鑑を作って、再登録しなくてはいけません
実印が欠けた時の対処法
実印が欠けた時の対処法としては、まずは実印登録をした役所に行って実印登録を廃止します。
実印登録を廃止する時に必要な物は
・欠けてしまった実印
・印鑑登録証(カード)
・運転免許書などの身分証明証
です。
これらの必要な物を持って、実印登録した役所に行き、窓口で
「実印が欠けたので実印登録を廃止したいです」
と伝えてください。
そうすると、係の人が印鑑登録廃止申請書を渡してくれるので、その印鑑登録廃止申請書に必要事項を書いて提出します。
実印が欠けてしまったり、無くしてしまったり、印鑑登録証(カード)を紛失してしまった時の実印登録を廃止するやり方などについては、コチラの記事に詳しく書いてあります。
これで、欠けてしまった実印登録を廃止することができます。
それから、新しい実印を作って、また実印登録を行ってください。
実印の登録の仕方や印鑑証明証のもらい方などについては、コチラの記事に詳しく書いてあります。
実印登録の廃止や再登録などは、本人が行き必要な書類が全て揃っているとすぐに手続きを完了することができます。
銀行印が欠けた時の対処法
銀行印が欠けた時の対処法は、まずは欠けてしまった銀行印を持って、銀行印を登録している銀行や郵便局などの金融機関に行ってください。
その時に必要になる物は
・欠けた銀行印
・通帳
・運転免許証などの身分証明証
です。
そして、店員さんに
「銀行印が欠けてしまいました」
と伝えてください。
そして、印鑑の欠け具合を見てもらって、そのまま銀行印として使用できるかどうかを確認してもらいます。
銀行印として使用できない場合は、新しい銀行印を作り直して、銀行印の変更をしてもらいます。
銀行によっては、少しの欠けの場合は、そのまま使用できる場合もあります。
しかし一度欠けてしまった印鑑は、またすぐに使っていると欠けている部分が大きくなってしまうので、新しい銀行印に変更した方がいいです。
銀行印を作る時のルールや他の印鑑としっかりと区別する為のコツなどについては、コチラの記事に詳しく書いてあります。
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印鑑が欠けて作り直す時の注意点
印鑑が欠けてしまった時は、実印や銀行印の場合は、新しく作り直して再登録しなくてはいけません
そこで印鑑が欠けて作り直す時の注意点として
・同じ書体で同じ印影にしない
・欠けた印鑑の掘り直しの修正後も再登録が必要
・欠けにくい素材を使う
などです。
同じ書体で同じ印影にしない
同じ書体で同じ印影にしないっていうのは、欠けてしまった印鑑と同じ書体にして同じ印影にしないっていうことです。
欠けてしまった印鑑と同じ書体にして印影を同じにすれば、再登録せずにそのまま使えるかもって思うかもしれません
しかし、印影を真似て同じ印鑑を作るのは違法です、絶対にしないでください。
なので、以前使っていた印影と違う印影にして、新しく印鑑を作り直してください。
欠けた印鑑の掘り直しの修正後も再登録が必要
実印や銀行印は、特別な印鑑なので象牙や黒水牛など高価な素材を使っていることが多いです。
そういった高価な素材の印鑑を使っている場合は、少しの欠けの場合は修正できたり、掘り直したりすることもあります。
修正したり、掘り直したりすること自体は、いいのですが
欠けた部分を修正したり、掘り直した後も、印影が違うので必ず再登録が必要になります。
欠けにくい素材を使う
欠けにくい素材を使うっていうのは、チタンやアグニなど欠けにくい丈夫な素材を使うっていうことです。
実印や銀行印などは、欠けてしまうと廃止して再登録が必要になります。
なので、できるだけ欠けにくい素材で印鑑を作り直すのが、おすすめです。
印鑑を捨てる時の正しい処分方法
印鑑が欠けてしまって、新しい印鑑を作り直したりした時は、古い印鑑を捨てたりして処分しますよね。
そこで、印鑑を捨てる時の正しい処分方法は
・はんこ屋さんに持っていって処分してもらう
・自分で処分する時は印面を削ってから処分する
です。
はんこ屋さんに持っていって処分してもらう
はんこ屋さんに持っていって処分してもらうっていうのは、一番いい印鑑の処分方法です。
多くのはんこ屋さんでは、古い印鑑や使わなくなった印鑑などを引き取ってもらえます。
そして、毎年10月1日に、印章の日といって神社などで印鑑を供養する行儀が行われています。
なので、印鑑を処分してもらう時に「印鑑供養」をお願いしますと伝えておくと、しっかりと印鑑の供養を行ってもらえます。
自分で印鑑を処分する時の処分方法
自分で印鑑を処分する時の正しい安全な処分方法は
印面を削る
⇓
白い紙や布に印鑑をつつむで捨てる
です。
印面を削る
印面を削るっていうのは、印鑑を悪用されないようにします。
削り方は、カッターや彫刻刀などで印面の名前を軽く削ってわざと欠けさせてください。
そうすることによって、捨てた印鑑を使われないようにすることができますし
印影を真似て印鑑を偽造されることも予防していくことができます。
白い紙や布に包んで捨てる
白い紙や布に包んで捨てるっていうのは、白い紙や布にくるむことによって供養にもなりますし
後は、印鑑が捨ててあるということをわからなくすることができます。
印鑑供養をしたい場合は、自分で近くの神社などに、印章の日に印鑑を持っていってもしっかりと印鑑供養をしてもらうことができます。
まとめ
印鑑が欠けた時の対処法!捨てる時の正しい処分方法!について書いていきました。
印鑑が欠けてしまった時は、認印などは特に問題なくそのまま使用していっても大丈夫ですが
実印や銀行印などは、新しい印鑑を作って、再登録しなくてはいけません
印面が欠けてしまっていることによって、印影が違ってくるんで認めてもらうことができなくて使用することができません
なので、早急に新しい印鑑を作って、今までの登録を廃止してから、再度印鑑登録を役所や銀行などで行ってください。
そして、使わなくなった印鑑を処分する時は、はんこ屋さんに持っていって処分してもらうか
自分で処分する時は、必ず印面を削ってから、処分してください。
実印がどれかわからなくなった時の簡単な確認方法や実印を区別しておくコツなどについては、コチラの記事に書いてあります。
印鑑とシャチハタの違いや認印としてシャチハタが使えない時などについては、コチラの記事に書いてあります。
印鑑を大切な書類などに失敗せずに綺麗に押していく押し方のコツなどについては、コチラの記事に書いてあります。
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