アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いは何か

普段よく使っている乾電池には、アルカリ乾電池とマンガン乾電池がありますよね。

アルカリ乾電池の方が長持ちするっていうのは、何となくわかりますが

それぞれの特徴に合った正しい使い方があり、間違えて使うと乾電池の劣化を早めてしまいます。

そこで、アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いや正しい使い分け方や注意点などについて書いていきます。

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アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違い

アルカリ乾電池とマンガン乾電池は何が違うのかっていうと

・プラス極とマイナス極に使われている材料の分量
・電解液の種類

が違います。

アルカリ乾電池もマンガン乾電池も

プラス極には、二酸化マンガン

マイナス極には、亜鉛

が使われています。

電解液っていうのは、プラスの電気とマイナスの電気を浸らせる液で、この電解液があるからプラスの電気とマイナスの電気がうまく通うようになります。

この2つの違いによって、同じサイズの乾電池でもそれぞれパワーや使える期間が違ってきます。

アルカリ乾電池の特徴

アルカリ乾電池の特徴は

マンガン乾電池よりもパワーがある
マンガン乾電池よりも長持ちする

っていう特徴があります。

その理由は

アルカリ乾電池の方がマンガン乾電池よりも使われている

二酸化マンガンと亜鉛がマンガン乾電池よりも多く含まれていますし

電解液に、アルカリ性の水酸化カリウムが使われているからです。

なので、アルカリ乾電池の方がパワーがあるので、より大電流を使う機器に使用できますし

使い方にもよりますが、アルカリ乾電池はマンガン乾電池の約2~5倍長持ちします。

これが、アルカリ乾電池の特徴です。

マンガン乾電池の特徴

マンガン乾電池の特徴は

アルカリ乾電池より安い
連続で使用しないで休み休み使うと電圧が回復する

っていう特徴があります。

まずは、何といってもマンガン乾電池の方がアルカリ乾電池よりも安く買えるっていうことですね。

そして、マンガン乾電池はアルカリ乾電池よりもパワーが低いですが、その分連続して使わずに休み休み使うことで電圧を回復することができます。

その理由は

マンガン乾電池は、アルカリ乾電池よりも使われている二酸化マンガンや亜鉛の量が少ないですし

電解液に、塩化亜鉛や演歌アンモニウムが使われているからです。

なので、パワーは劣りますが省電力でいい機器やたまにしか使わない物に機器におすすめです。

これが、アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いです。

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アルカリ乾電池とマンガン乾電池の使い分け方

アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いについては、わかってもらえたと思います。

そこで、ではいったいどんな機器にアルカリ乾電池やマンガン乾電池を使っていくのがいいのか

それぞれのおすすめの正しい使い方について書いていきます。

アルカリ乾電池の正しい使い方

アルカリ乾電池の正しい使い方としては

頻繁に使う機器
消費電力が大きいパワーを使う機器

などにおすすめです。

おすすめの機器

アルカリ乾電池を使うのがおすすめお機器としては

・ワイヤレスマウス
・デジカメ
・LEDの懐中電灯
・動くおもちゃ
・ICレコーダー
・ミュージックプレイヤー
・ガスコンロ

などですね。

マンガン乾電池の正しい使い方

マンガン乾電池の正しい使い方としては

消費電力の少ない機器
たまにしか使わない機器

などにおすすめです。

おすすめの機器

マンガン乾電池を使うのがおすすめの機器としては

・テレビやエアコンなどのリモコン
・置き時計
・インターホン
・普通の懐中電灯

などですね。

アルカリ乾電池とマンガン乾電池を使う時の注意点

アルカリ乾電池とマンガン乾電池のおすすめの使い方などについては、わかってもらえたと思います。

そして、アルカリ乾電池とマンガン乾電池などを使う時に注意してほしい注意点もあります。

それは

混ぜて使わない
電池交換をする時は全ての電池を交換する
消費電力が小さい機器にアルカリ乾電池を使わない

などです。

混ぜて使わない

混ぜて使わないっていうのは、アルカリ乾電池とマンガン乾電池を混ぜて一緒に使わないっていうことです。

先ほども書きましたが、アルカリ乾電池とマンガン乾電池は材料の量や電解液などが違います。

なので、一緒に混ぜて使ってしまうと、マンガン乾電池の弱い電圧をアルカリ乾電池がずっと補う状態になってしまいます。

それによって、アルカリ乾電池の消費が早くなってしまい電池が切れるのが早くなってしまいます。

なので、アルカリ乾電池を使う時は全てアルカリ乾電池にして使う

マンガン乾電池を使う時は全てマンガン乾電池にして使う

ようにして混ぜて使わないでください。

電池交換する時は全ての電池を交換する

電池交換する時は全ての電池を交換するっていうのは、これも乾電池を混ぜて使わないと同じことで

新しい乾電池と古い乾電池が混ざってしまうと、どうしても新しい乾電池の消費が早くなってしまい新しい乾電池が早く切れてしまいます。

なので、電池交換する時は、使っている全ての電池を新しい物に替えて使ってください。

消費電力が小さい機器にアルカリ乾電池を使わない

消費電力が小さい機器にアルカリ乾電池を使わないっていうのは、さきほど書いたマンガン乾電池がおすすめの機器などですね。

消費電力が小さいマンガン乾電池がおすすめの機器にアルカリ乾電池を使ってしまうと

アルカリ乾電池の電力が強すぎて過放電を起こしてしまうことがあります。

それによって、アルカリ乾電池の劣化が早くなってしまいます。

なので、消費電力が小さいマンガン乾電池がおすすめの機器には、アルカリ乾電池を使わないようにしてください。

乾電池が液漏れしてしまう原因と液漏れした時の正しい対処法などについては、コチラの記事に書いてあります。

乾電池が液漏れしてしまう原因と正しい対処法!

まとめ

アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違い!使い分け方と注意点!について書いていきました。

アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違いは

アルカリ乾電池の方が、マンガン乾電池よりもパワーがあってより長持ちします。

なので、頻繁に使って消費電力が大きい機器には、アルカリ乾電池を使う

消費電力が小さくてたまに使う機器には、マンガン乾電池を使う

ようにするのがアルカリ乾電池とマンガン乾電池の正しい使い分けの使い方です。

長持ちするからといって、どんな機器にもアルカリ乾電池を使ってしまうと劣化を早めてしまうので注意してください。

そして、アルカリ乾電池とマンガン乾電池を混ぜて使わない

電池交換する時は使っている全ての電池を新しい電池と交換して使ってください。

乾電池が濡れてしまった時の対処法については、コチラの記事に書いてあります。

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